「僕は長男なんですが、実家では4つ年の離れた兄弟と同じ部屋で育ちました。例えば勉強する時間が別だったり…大きくなるにつれて、何かと生活リズムが違ってきますよね。弟は遊びたいけど、僕は勉強したいとか。それもあり、家を建てるならそれぞれ一人に一部屋と決めていました。」もともとは隣の旦那さんの実家で家族4人とご両親の6人で暮らしていたというSさん一家。親の暮らし、共働きの自分たちの時間、子どものサイクルをほどよく回し、限られた空間でそれぞれの生活を保ち続けることに限界を感じ、気配を感じる距離でお互いの生活を助け合う為に、家を決意したという。東海ハウスは親が基礎を施工していたこともあり選択肢にあったが、一応他も、ということで住宅展示場へも足を運んだという。「他の業者は買わせよう決めさせようと必死で営業トーク。プランも標準から少しでも変えると追加がすぐという印象で、圧を感じました。でも東海ハウスは、この家で実現したい生活は何か、この部屋は何のために使うのか、という要望からのプラン出し&自由設計だったので、こだわりを全部聞いた上での提案でしたね」とその違いを振り返る。とにかく話を聞いてくれたとのことだが、「追分の展示場で話をしたときも、ぜんぜんグイグイこないし、他の施工住宅も見せてくれました。対応や受け応えも信用が置けましたし、打合せを終えた後でも駐車場から部屋への最短動線と雨で人や荷物が濡れないようにと勝手口の追加提案、私たちの暮らし方を徹底的に考えて様々な提案をしてくれました」と、奥様は満足気に語った。施工側がこれしかできないではなく、施主側がどうしたいのかに重きを置く提案が東海ハウスの特徴でもある。 家族以上に部屋の数がある3階建ての住宅だが、遊んでいる部屋はひとつもなく、それぞれが目的を持ったレイアウトに仕上がっている。大容量のウォークインクローゼットに、共働きに配慮した採光性のよい物干しスペース。屋内外からアクセス可能なシューズクロークは収納量抜群で、広いベランダはどの居室からもエントリーできるつくりに。布団がゆったりと干せる広さを確保しつつ、富士山も眺めることが可能なベランダはこだわりのひとつだったという。3階にはなんと「お父さんの部屋」が存在し、将来長男次男がドアをノックして相談に赴く姿が目に浮かぶ。「仕事上、読み物や勉強等、どうしても集中する場所が必要で。エアコンが黒だったり、壁紙で遊んだりしましたけど(笑)。でも、1階の趣味のアロワナスペースも許してもらった関係で、キッチンのパントリーが狭くなって、それは嫁さんに申し訳なかったですね。」 正面玄関入って正面に大きな水槽が入るとのことだが、そのもう一つの扉を開けるとリビング横の和室に玄関からエントリーできる。和室は応接室としての用途も兼ねているというのだから実に面白い。「閉めれば生活空間とは区切った客間になります。この家は人数以上に部屋がありますが、生活それぞれの用途で分ける部屋が欲しくて、でも遊んでいる部屋は一つもない。決して贅沢につくったわけではありません。子ども部屋を仕切るシャワー室ももともとは実家にあったものを移設したものですし、それぞれのプライベートを区切る意味で入れました。両親と同居したことで、自分たちのこれからの生活が具体的となり、家づくりにはかなりプラスに働きました。」 思い通りで不満はないと話す二人。 1階は淡い色合いで仕上げ、温もりを演出する石壁やダウンライトが配され、2、3階は完全に家族のための落ち着いた空間となっている。「オール電化も安全で便利ですし、東海ハウスさんで知らないことをいろいろと教えてもらった印象。この家を建てて、両親とも家族間でもお互い落ち着いてスムーズにコミュニケーションが取れるようになりました。今待ち遠しいのはアロワナですね(笑)。」と、笑顔と満足の言葉で取材は終了した。